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東西の智慧を統合した真の全人的医療としての心身医学へのパラダイムシフトの実現のために
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富士見ユキオ・岸原千雅子セミナーシリーズ
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第1弾「病態水準&健康次元」集中セミナー

4月29日(土・祝)、30日(日)

*プロの方はもちろん、一般の方、初心者の方のご参加を歓迎いたします。

*当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

1)「病態水準」の基本から最先端を、
ていねいに、わかりやすくお伝えする集中セミナーです。

あなたは自信をもってカウンセリングをしているカウンセラーと、
そうでないカウンセラーの違いは何だと思いますか?

何が、プロ・カウンセラーと、アマチュア・カウンセラーを
分けると思いますか?

2)病態水準を理解しているか、いないか、が、
プロとアマを分ける上で、とても重要な指標となることを、
ご存知ですか?

病態水準について学び、しっかりと身につけると、
カウンセラーとしてのあなたの可能性や実力を、
自信や安心感をもって発揮できるようになります。

3)あなたは、病態水準と聞くと、何を考えますか?
どんなことを感じますか?
何をイメージしますか?

4)たとえば、病態水準、という考え方や言葉を
聞いたこともないし、まったく知らない。

理解したいのだけれども、
難しそうだから、学ぶのを先送りしている、

いまさら病態水準を知らない、と恥ずかしくて言えない。

しかし、病態水準について身につけていないことが、
心のどこか、あるいは心のはしの方で
心配や不安を生じさせ、
プロとしての真の自信を持てなくさせている、

カウンセリングをしていて、これでいいのだろうか、
クライエントのプロセスは間違った方に行っていないだろうか、
悪くなっていないだろうか、と心配し、および腰で、
カウンセリングに深くコミットできない、
ということはないでしょうか?

5)それは、かつての私たちの姿でした。

私たちは、病態水準のセミナーをはじめて約20年になります。

が、それまで、病態水準についてよく理解しておらず、
プロ・カウンセラーとして、いま一つ自信がないまま、
クライエントの話に傾聴したり、
プロセスに従うことに必死でした。

しかし、何かが足りない、と常々思っていました。

それが、病態水準です。

病態水準について身に着けていないため、
重篤なクライアントについては、
よくわからないまま、医療関係者に任せる、
といったことがありました。

プロとしてもっともよくないことは、丸投げです。

病態水準をしっかりと身につけると、
あなたは、(丸投げすることがなくなり)
他分野の専門家
(医師、ナース、ケースワーカー、保健師、弁護士など)と、
プロとして協働することができるようになります。

クライエントの人に、より貢献できるようになります。

6)病態水準を知らない、よく理解していないのは、
あなたのせいではありません。

なぜなら、日本の心理学の大学、大学院、研究所などで、
病態水準を基本から使えるところまで、
きっちりと教えているとことは、ほぼ皆無だからです。

カウンセリグの実践に、これほど大切なコンセプトは
ないにもかかわらず。

もしあなたが病態水準について
よく知っているなら、稀有なことですし、
すばらしいことです。

あなたはしっかりとカウンセリングやセラピーを
学んできたのではないでしょうか?

でも、病態水準はわからない。

場合によっては、病態水準を学ぶことは、
カウンセリングの邪魔になる、
カウンセリグは医学モデルとは違うから病態水準など
学ぶ必要はない、
病態水準は、クライエントの人に
ラベリング・レッテル貼りをすることになるので、
そんな勉強はやめなさい、などと言われて、
病態水準について学ぶこと自体を去勢されてきた人も
いるかもしれません。

7)しかし、カウンセリングやセラピーの臨床現場では、
まちがいなく、病態水準に関する実践的見立て、が、
適宜、求めらえます。

あなたは、それを痛感しているのではないでしょうか?
(あるいは、将来それを、痛感することになるでしょう)

「私は健康な人しかカウンセリングしないので、
病態水準について知る必要はない」と考える
カウンセラーがいるとしましょう。

が、どうすれば、クライエントが健康か、そうでないかを
見立て・見分けるのでしょうか?

勘で、見分けるのでしょうか?
無手勝流で、ともかくやってみるのでしょうか?

パーソナリティ障害の人や依存症、共依存、
双極性障害Ⅱ型などの人の中には、
表面上健康だったり、いい子、いい人に見えながら、
カウンセリグを始めたら、病的なものが表に出てきて、
状態が悪くなった、という人が少なくなくありません。

健康な人しか、カウンセリング、コーチングをしないという人にも、
病態水準を、ぜひ、学んでいただきたい。

それが、あなたと、クライエントの人の、ウインーウインに、
つながるからです。

8)このセミナーで学ぶ病態水準は、
大別して、(A)精神病水準、
(B)自己愛性パーソナリティ障害水準、
(C)境界性パーソナリティ障害水準、
(D)神経症水準です。

さらに今回、自己愛性パーソナリティ障害を
(a)顕示型と(b)隠れ型に分けて、より細やかに理解します。

理由は、河合隼雄氏がかつて述べて
今でも蔓延している多くの日本人が苦しむ
「母なるものの病理」は、
今日、自己愛性パーソナリティ障害
~(a)顕示型と(b)隠れ型~として、現れているからです。

また、その2つに加えて、(c)自己愛構造体についても、
学びましょう。

9)病態水準を身につけることの最大の利点は、
クライエントの人に、より適切なカウンセリグを提供できることです。

たとえば、精神病水準の人に向けたカウンセリグと、
神経症水準の人に向けたカウンセリングは、
まったく異なります。

精神病水準の人や依存症の人、共依存の人に、
善意からとはいえ、
神経症水準の人に対するのと同じような、
従来の傾聴をするならば、
侵入的になったり、暴力的になったりして、
状態が悪化する、という場合が、ままあります。

傾聴のような、(一見)非侵入的、と思われる
態度や技法であっても、侵入的になり得るのですから、
注意が必要です。

私たちは、病態水準によって、
カウンセリグやセラピーのやり方を、
しっかりと、変えなければなりません。

10)今回、病態水準理解の基本に加えて、
病態水準を、セラピストークライアント関係の中で、
とらえ直すことを、ていねいに行います。

たとえば、Xというセラピストは、Yというクライエントを
神経症水準ととらえるのに、
Zというセラピストは、Yを、
精神病水準と見立てるのはなぜでしょうか?

それは、Xか、あるいはZが、間違っているからでしょうか?

あるいは、両方に、相対的な(それ相応の)
妥当性があるのでしょうか?

(A)あるセラピストとあるクライエントで作られる
その2人特有の間主観性、

(B)精神分析の転移・逆転移、

(C)家族療法の円環的因果論を
セラピストクライエント関係におうようする、

といった、関係性に関する考え方をベースに、
病態水準を、見直します。

病態水準を、固定化した絶対的なものとしてではなく、
関係における相対的なものとして、
また生きたものとして活用する方法を、お伝えします。

12)今回、病態水準を、個人だけでなく、
家族、学校、組織に応用することも試みます。

あなたが関係する家族、学校、組織の病態は何か、考えましょう。

その先駆者の1人は、W.ビオンです。

13)また、クライエント個人の病態水準と、
そのクライエントが属する文脈(たとえば、家族、学校、組織)の
病態を、考えます。

ある個人(たとえば、IP)と、
家族全体の病態水準、が違うことは、とてもよくあります。

14)次に、クライアントの心の中に、
より病的な部分と、より健康な部分があると仮定する、
精神分析、特にクライン派の新潮流を参照します。

そのため、このセミナーのタイトルを、
「病態水準&健康次元」としました。

私たちは、より病的な部分がどの病態水準にあり、
より健康な部分がどの病態にあるのかを、
ていねいに、また詳細に見ていきます。

その点は、私たちのオリジナルで、
はじめてお伝えしますので、
ぜひ、ご参照ください。

病的な部分と、健康な部分の切り分け方も、お伝えします。

15)今から31年前の1986年に、
ケン・ウイルバーたちが、
"Transformation of Concsiousnes"(未訳)で、
トランスパーソナル心理学の病態水準論とその治療論を
明確に打ち出して以来、
私たちは病態水準の虜(とりこ)になりました。

彼らは、精神病水準には、投薬や入院を必要不可欠、
重いパーソナリティ障害水準には、 
しっかりとした治療構造とマネージメントが欠かせない、
などど、ごくまっとうで正統派の考え方を、
まっすぐに紹介し、推奨しています。

16)トランスパーソナル心理学は、
あなたの自我を、健康で、身の丈にあった無理のないものに
育成するものです。

もちろん、自我を超えた地平を射程に入れていますが。

私たちは、魂やスピリチュアリティに配慮しながらも、
良質な自我(作り)をないがしろにしない
トランスパーソナル心理学を、大切に思い、参照しています。

このセミナーは、トランスパーソナル心理学や
オルタナティブなセラピーや癒しに興味関心がある人にも
有益です。

病態水準と健康次元について、基本から実践法までを、
2日間かけて、ていねいに、じっくりと学びます。

(*1日のご参加も歓迎いたします)

病態水準と健康次元にご関心にあるあなたのご参加を、
お待ちしています。

初心者の方、一般の方のご参加も、大歓迎です。

*当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

*お知り合いの方に、このセミナーをご紹介いただけると幸いです。

*****************************************************

日時:4月29日(土、祝)、30(日)10:00~17:00

開場:9:50

会場:都内
                   
講師: 富士見ユキオ
    認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)、
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、
    米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
    MA(修士)。

   岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、
    臨床心理士、
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    英国IFA認定アロマセラピスト、
    お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。
    修士、
    日本ホリスティック医学協会副会長、
    日本トランスパーソナル学会理事。

参加費:1日、 20,000円+消費税(8%)

     2日間、37,000円(3,000円の割引)+消費税

*USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー 内容を販売しています。

お問い合わせ・お申込み先:
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
(IPP)事務局
Mail: ipp@dg8.so-net.ne.jp
Fax:03-5570-2860

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《新連続講座》

以下2つの新しい講座がスタートしています。
いずれもUSBと資料の形でご購入いただけます。

『関係療法の良質なケースを通じて、本物のセラピー力を身に着けよう
~事例を題材に、ライブ・スーパービジョン&ロールプレイ形式で学ぶ~』
3月9日(木)スタート
(毎月第2木曜日、19:00~20:50、全10回)

『開業カウンセリング成功の秘訣』
1月26日(木)スタート
(毎月第4木曜日、19:00~20:50 全10回)


《今後のセミナーご案内》

5月28日(日) 夫婦療法・ 家族療法の新しいアプローチ

6月25日(日)統合失調症の理解と対応

7月23日(日)H.コフートと間主観的アプローチ

8月27日(日)解離とトラウマ~脳科 学の理解を踏まえて~

9月24日(日)臨床家の粋を極める~ビオン・オグデンの心理療法~

10月28日(土)29日(日)
 パーソナリティ障害の徹底理解~境界性パーソナリティ障害、
  自己愛パーソナリティ障害、そしてスキゾイド・パーソナリティとは

11月26日(日)強迫性障害、パニック障害など神経症の臨床

12月23日(土・祝)24日(日・祝)
 「うつ」の理解と対応~単極と双極、愛着とうつ、発達障害とうつ、
  自己愛の傷つきとうつなど~

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