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富士見ユキオ・岸原千雅子セミナーシリーズ
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第1弾「解離を学ぶ~トラウマ、脳科学、精神病水準の知見を踏まえて~」

開催日:8月27日(日)

*プロの方はもちろん、一般の方、初心者の方のご参加を歓迎いたします。

*当日セミナーにご参加できない方も、USB(音声データ)と資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

1)あなたは、「解離」という言葉を聞いたことがありますか?

解離は、セラピー、コーチング、ファシリ―テーションの現場で、
最も重要で、かつ最も新しく、しかし、取り扱いの最も困難な
心の現象の1つです。

解離は、ほとんどのパーソナリティ障害や精神病水準、
トラウマ、PTSDなどに潜在しています。

解離とのとり組みの有無・良し悪しが、それらの癒しに直結します。

セラピーを行っていても、グループワークを進めていても、
ボディーワークをしていても、瞑想を実践していても、
催眠療法を行っていても、
解離があると、プロセスはそこで一瞬ピタッと止まり・行き詰まる
といったことは少なくありません。

2)解離は、○○療法を学んでいても、取り組めるようにはなりません。

私たちがそうでした。

トランスパーソナル心理学系、実存心理学系、
ボディワーク系、深層心理学系の、
相当多くのトレーニング・セミナーを経験してきましたが、
解離とまっすぐに向き合い、取り扱っているところは、
ほとんどありませんでした。

それらでは、「解離」は、
「抑圧」と混同されてとり組まれていました。

そのため、抑圧を解除するための
アン・カバ―リング(un-covering、蓋をはずすこと)、

筋肉の鎧の解放、壁のブレークスルー、などが、
解離に対して誤用されていました。

結果は、役立たないか、
場合によっては、解離を悪化させかねませんでした。

3)私たちは、ここ何年もの間
解離との取り組みに、かなりのエネルギーを費やしてきました。

その成果を、今回あますところなくお伝えします。

4)さて、解離とは、心のある側面またはプロセスを、
切り離し・もぎ取り・ねじり取り、あるいは、ちぎりとって、
「隔離」してしまう無意識的防衛機制を言います。

心の解離の結果、
行動のある側面あるいはプロセスの隔離が
同時に、または連動して生じます。

隔離は(抑圧の連想としてよく用いられる「蓋」や「壁」ではなく)、
「溝」や「離れ小島」、シャーマンの「魂の喪失」を連想すると、
理解が進みます。

(あなたは「魂の喪失」という言葉を聞いたことがありますか?
魂の喪失のストリー、メタファーが、
なぜ隔離や解離に適切なのか、については、セミナーで詳しくお伝えします)

5)「抑圧」は、英語で"repression"ですが、
それは、"re(繰り返し)"+"press(上から下へプレスし、圧する)
という意味です。

抑圧は、上下を意識し、
上と下の間に、水平の壁ないしは蓋を想定し、
使用されている用語です。

抑圧は、「水平分裂」という風にとらえられることもあります。

水平・横分裂を、心理学では、「乖離(かいり)」と言います。

今回のセミナーでは、解離と乖離の違いについても、
一からていねいに学びます。

6)解離は水平・横分裂ではなく、垂直・縦分裂のことを指します。

あなたは、垂直分裂、縦分裂について、聞いたことがりますか?

それについて述べた代表的なセラピストに、ハインツ・コフートがいます。

メラニー・クラインは、有名な、
スプリッティング(splitting、分裂ないし分割排除)という概念を
もたらしました。

(注:クラインのスプリッティングと、解離との関係に関しては、
セミナーで、詳しくお伝えします)

その2人以上に、解離について貢献した人物として、
ハリー・スタック・サリバンがあげられます。

それら3人は、いみじくも現代関係療法に多大な貢献をした実践家です。

関係療法の視座は、解離理解には欠かせません。

7)乖離を描いた(昔よく読まれた)小説に、
『ジキル博士とハイド氏』があります。

あなたは、ジキル博士やハイド氏、という名前を聞いたことがありますか?

ジキル博士とハイド氏は、連絡・応答・意思疎通不能状態にありましたが、
そこには、水平・横分裂、抑圧とはどんなものか、が
よく描かれています。

8)解離は、横ではなく、縦分裂を指すものです。

重要な点は、解離においては、自我ないしは自己、または「私」が、
垂直・縦に分裂し、割れてしまっている点です。

解離とは、
意識と無意識を水平・横分裂した結果、
ジキル博士とハイド氏という2人の人物が顕現する、
というのではなく、

たとえていうと
ジキル博士(という自我)自体に
縦方向に亀裂が走り、分割されてしまっている状態です。

解離は、引き裂かれ、やせ細って、薄っぺらになっている
自我・自己状態を生み出します。

ジキル博士の自我が引き裂かれ、薄っぺらになっているにもかかわらず、
ハイド氏の意識化、すなわち、無意識のアンカバリング、
ブレークスルー、解放が試みられたらどうなるでしょうか?

脆弱な自我が、圧倒され、
精神病水準へ陥る脅威・危険にさらされるのではないでしょうか?

9)さて、解離は、自我または「私」を、縦方向に分割しました。

結果、たとえて言うと、「
ジキル博士No1、ジキル博士No2、
ジキル博士No.3・・・が、生まれかねません。

すると自我あるいは「私」は、
統合、首尾一貫性、アイデンティティの危機にさらされます。

なぜなら、解離において、ジキル博士No.1と、No.2と、
No.3・・・との間には、連絡・応答が取れない、
意思疎通がないからです。

それぞれのプチ(小さな)・ジキル博士の間には、
「溝」があり、それぞれが、「隔離」され、
「離れ小島」状態にあるからです。
10)解離 において、さらに困ったこと、
その取り扱いを難しくする点に、
それぞれ隔離されたプチ・ジキル博士が、
それぞれ異なった、独自の無意識を潜在させている点です。

No. 1ジキル博士はNo.1ハイド氏を、

No.2ジキル博士は、No.2ハイド氏を、無意識に潜在させていて、

No.1ジキル博士と、No.2ジキル博士とが異なるだけでなく、

No.1ハイド氏と、No.2ハイド氏とも違うため、

解離との取り組みは、大変困難です。

なぜなら、解離へのアプローチにおいては、
縦分裂と、横分裂の両方を、意識する必要があるからです。

11)「解離」と、「乖離」の両方を意識しながら、
取り組まなければならないのです。

それには、繊細さが、要求されます。

理論的にも、よく理解しておかなければなりません。

でもOK・大丈夫です。

今回、私たちが経験を 通じて学んできたこと、身に着けてきた点を、
あなたに伝えあるように、一から嚙み砕いて、じっくりとお伝えします。

12)解離に取り組むには、心理(Psycho)に加えて、
生物(Bio、たとえば脳)や、社会(Social、たとえば環境)を
含んだ、総合的な視座が不可欠です。

今回、Bio-Psyco-Socialな視点から、解離についてアプローチします。

脳科学の知見も、一部ですが、取り入れる予定です。

(今後の無料メルマガを、楽しみにしてください。
まだ登録をされていない方は、ご連絡ください)

13)私たちは、解離を 、
精神病水準のカタト二―(緊張型)を参照すると、
理 解が進む、と考えています。

それは、私たちのオリジナルな視点ですが、
それに関す る最新の情報、学び、臨床体験も、お伝えします。

14)解離は、トラウマやPTSDの中核にあります。
また、各パーソナリティ障害との良質な取り組みも、
解離への理解と共感と承認がなければ、可能ではありません。

それらに関しても、最適な事例を通じて、お話をさせていただきます。

解離のテーマ/プロセスを応援することにご関心のある
セラピスト、カウンセラー、
心理士、コーチ、ファシリテーターの方の
セミナーへのご参加を、心からお待ちしています。

初心者の方、一般のあなたのご参加も、大歓迎です。

*当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で、
セミナー内容をご購入いただけます。

*お知り合いの方に、このセミナーをご紹介いただけると幸いです。

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日時:8月237日 (日)10 :00~17:00

開場:9:50

会場:都内

講師: 富士見ユキオ
    開業カウンセラーとして、28年目。
    夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト、
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、
    米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
    MA(修士)。
    認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)、
   岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、
    臨床心理士、
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    英国IFA認定アロマセラピスト、
    お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。
    修士、
    日本ホリスティック医学協会副会長、
    日本トランスパーソナル学会理事。

参加費:20,000円+消費税(8%)

*USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー内容を販売しています。

お問い合わせ・お申込み先:
インスティテュート・ オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
(IPP)事務局
Mail: ipp@dg8.so-net.ne.jp
Fax:03-5570-2860

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《新連続講座》

「ファミリーセラピーと中高年の深層発達心理学」
6月2日(金)にスタートしました。
毎月第1金曜日19:00~20:50、
全10回開催(2017年6月~2018年3月)

※以下2つの連続講座と合わせて、
いずれもUSBと資料の形でご購入いただけます。
(詳細はお問い合わせください)

『関係療法の良質なケースを通じて、本物のセラピー力を身に着けよう
~事例を題材に、ライブ・スーパービジョン&ロールプレイ形式で学ぶ~』
3月9日(木)スタート
(毎月第2木曜日、19:00~20:50、全10回)

『開業カウンセリング成 功の秘訣』1月26日(木)スタート
(毎月第4木曜日、19:00~20:50 全10回)


《今後のセミナーご案内》

9月24日(日)臨床家の粋を極める~ビオン・オグデンの心理療法~

10月28日(土)29日(日)
 パーソナリティ障害の徹底理解~境界性パーソナリティ障害、
  自己愛パーソナリティ障害、そしてスキゾイド・パーソナリティとは

11月26日(日)強迫性障害、パニック障害など神経症の臨床

12月23日(土・祝)24日(日・祝)
 「うつ」の理解と対応~単極と双極、愛着とうつ、発達障害とうつ、
  自己愛の傷つきとうつなど~






















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